政策

2014年9月16日火曜日

進化と歴史

これは私の勝手な考えですが、人間は非常に柔軟性を持った生き物なのではないか。
まだ未熟な個体として生まれ、外界の環境から多くのものを吸収し適応して成長していく。つまり生まれてからの世界で変わっていける柔軟さを持っているのが人間の強みではないかと思います。

オオカミ少年のように、たとえ育てているのが人間とは違う生物でもそれに適応したくましく生き抜いてしまう。しかしそれはどんなものにも変わっていけるということをも意味します。つまり小さい時から戦い殺すことを教えられれば平気で殺人鬼になりうるということです。紛争地域では子どもたちが武器を持たせられ戦うことを教えられて殺しの連鎖に巻き込まれています。戦前の日本では天皇を神と信じ他民族を平気で殺してしまったのです。

 つまり人間は生きた環境により平和的にも殺人鬼にもなりうる生物だということ。だから、人間は歴史を教訓化することで、個人がより安全に共存できる社会へと、意味なく殺されない、戦わない、殺さない社会に向けて少しずつ進歩させてきたのだと思います。日本の平和憲法はこうした世界中の平和への願いを集大成してできた素晴らしい到達点として作られたのだと思います。

 安倍さんや戦争したい人たちは、これとは真逆で、歴史の真実を教えるのを嫌がり、歴史の歩みとはまったく違う価値観の方に、国民の生きる方向を向けさせていこうとしているのだと思います。歴史を学ぶ意義はここにあると思います。